社長ブログ

建築の日本展

2018.09.08

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六本木ヒルズで開催されている「建築の日本展」に来ています。

別件のついでに立ち寄ったのであまり時間がなかったのですが、

興味深いものがたくさん展示されていました。

ただ、写真撮影がほとんど禁止されていて少し残念でした。

知らずに撮影そして注意されている人がちらほらいたくらいです。

写真は千利休の茶室を原寸で再現したものですが、にじり口から

室内に入ることができます。

障子の桟が竹で組んであったりと、かなり忠実に造られていましたが

やはり現物でないととは思いました。

大きくは展示されていませんでしたが、「会津さざえ堂」は参拝者が

すれ違うことのないよう2重螺旋のスロープを木造で造り上げているのは

よく考えたものだと思います。

レオナルドダビンチ設計の構想が日本に伝わったのかもという説もある

ようですが、よく造ったものです。

もう一つが、「日光東照宮の五重塔」。

この五重塔は心柱が屋根から吊下げられていて地面から浮いています。

この構造は東京スカイツリーでも採用されています。

また、屋根は上から被せているだけで屋根を支える柱の結合部は釘が

使われておらず、くぼみに柱がはまり、乗っているだけという構造

です。

地震が来たときに揺れを吸収するんですね。

法隆寺の五重塔は心柱が地面に立っていてがっしりしているようですが、

屋根の四隅に出ている隅木という木を強い力で押すと動くんだそうです。

ゆらゆら動いて、力が抜けるとまた治まるようになっているそうです。

塔とはそのように造るものだと「西岡常一」さんは言っておられます。

9/17までの開園ですが、機会があれば行ってみてください。

じっくり見て回ると1日たっぷりかかるかもしれません。

台風が過ぎたと思ったら、地震

2018.09.06

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台風被害も冷めやらぬ間に今度は北海道で地震が起きました。

日本列島はどうなっているのでしょう。

今や全国各地が災害復旧に追われている状態です。

北海道ではこちらの台風被害どころではない状態でしょう。

前回の地震で屋根の瓦が落ちてしまい、その復旧も出来ないうちに

今回の台風でさらに屋根の被害が増えています。

前回の復旧さえ先が見えないと言っている業者さんがいましたが、

この先どう対処していけばいいのか途方に暮れているかもしれません。

こちらではまだ被害が少なかったといっても、現時点ではシートを

かけて回るのが精いっぱいの状態です。

昨日も瓦が飛んだというので現地に職人さんに行ってもらったところ

お隣さんがきて、「うちもお願いします。瓦屋さんが来てくれないんです。」

といった状態です。

復旧が遅々として進まないのは、業者さんや職人さんの絶対数が減って

きているのも一つの理由かもしれませんが、そんなことも言ってられま

せん。

雨が降るたびに雨漏れを気にしながら住み続けるというのも気の毒です。

今は職人さんに無理を言っても動いてもらうしかありません。

真夏日が続き、あちこちで災害が起きて住みにくくなったと感じますが、

それをいってもどうにもなりません。

物理的にも職人さんができる仕事量は今以上に増えることはありません。

申し訳ないですが、しばらく辛抱して待っていただくしかありません。

電気代が気になる

2018.09.02

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厳しい暑さもかなり和らいできました。

15年から20年前の夏の気温を調べてみると、そのころは夏といえど

35度を超えるような日はあまりなかったようです。

ところが、今年の夏は毎日のように35度を上回っていました。

また、雨も少なかったですね。

雨といえば台風が来る時くらいでした。

外で遊ぶ子供が減ったとは言っても、例年夏休みになれば外で遊んで

いる子供を見かけたものですが、今年はほとんど見かけませんでした。

どうやら、小学校で酷暑のときは外のあまり出ないよう指導があった

ようなことを聞きました。

昔は、夏は風通しと扇風機で何とか過ごしていましたが、現代ではエア

コン冷房が欠かせなくなりました。

(冷房しないと事務所のパソコンに影響が出ます)

人間は暑さに強い動物とされています。

発汗作用があるからで、真夏にマラソンができるような動物はほかには

いません。

一方、発汗ができるために体毛はほとんどないので寒さにはいたって弱

い動物です。

日本は夏は熱帯、冬はヨーロッパという極端な気候の国で四季があるとは

いえ、なかなか過酷な気候の国です。

夏の暑さが厳しいとはいってもやはり体質的にも冬を重視した家の方がよ

さそうです。

省エネという点で、夏のエアコンの消費電力を気にする人もいますが、

地域差はかなりあるといっても暖房の方がはるかに消費電力は多いです。

夏の外気温が36度、エアコンを使って室温を28度に設定しても温度差は

8度ですが、冬の場合は外気が0度室温を18度に設定すれば温度差は18℃

ですから、冬の方が負荷は大きくなります。

しかし、どちらにしてもエアコン(冷暖房)の消費割合というのは意外に

少なく、多いのは、給湯や照明、家電だそうです。

どうしてかというと、冷房も暖房も限られた期間での使用だからです。

日ごろの節電が大事なんでしょうね。

また、給湯などは太陽熱温水器が見直されてもいいかもしれません。

木製建具

2018.08.30

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窓といえば、いまではアルミサッシあるいは樹脂サッシ

が主流ですが、古民家では今でも木製の雨戸や硝子戸、

網戸が使われています。

味があっていいものなんですが、気密性や水密性に劣ります。

激しい横殴りの雨に当てられると水が浸入することもありま

すし、冬では隙間風も入ってきます。

隙間風はある程度障子で防ぐことができますが、サッシには

かないません。

ただ、このような家にアルミサッシを付けてしまうと趣が変わ

ってしまいます。

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雨戸の戸袋の内側にある開口です。

木製の雨戸の開閉にはちょっとしたコツが要ります。

そこで、雨戸をスライドしやすいように開口が設けてあります。

時々見かけるのですが、正式には何と言うのか私も知りません。

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木製建具のカギです。

縦の木を上下させ、横の木を左右にスライドすることで建具を

固定できるようになっています。

田舎で育った方や年配の方はよくご存じと思います。

「こっとり」とか「サル錠」といわれるものです。

アルミや樹脂のサッシが主流の時代ですが、このような木製

建具も手触りや質感という点ではいいものです。

建築的手法で省エネの家を

2018.08.29

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ここ数年、夏と冬が長くなって春と秋が短くなったように感じます。

いつまでも寒いかと思っているといきなり暑くなったり、この夏の

ようにまだまだ暑い日が続いていますが、秋を感じる間もなくいきな

り寒くなるのではと思います。

しかし、実際は自然はそう簡単に変わりません。

異常気象だとか平均気温のわずかな上昇はありますが、春と秋が短く

なっているのではなく、人間が変わってきているだという説もあります。

窓を閉め切りエアコンに頼る生活が季節感と人の体感センサーを鈍らせ

ているのではないか。

夏は汗をかいたり、扇風機にあたったり、うちわを煽いだりし、冬は鳥肌

が立ったり、厚着をしたりと人の体は夏は夏バージョン、冬は冬バージョン

になる能力を失ってきているということです。

「冬暖かく、夏涼しい家」というキャッチコピーがありますが、

夏涼しいというのは現代の高気密高断熱の家ではエアコンが効率よく使える

家ということになります。

建築的な手法によってできるだけ涼しくという家はあまりありません。

しかし、軒の出を大きくしたり、窓の位置を工夫したり、風通しを考えること

でかなり改善されることは確かです。

省エネ住宅を謳うのならエアコンを効率よく使うより、なるべく使わなくて

すむ家づくりの方がいいはずです。

さらに、冬暖かい家というと

・熱が逃げやすい窓を小さくし壁をたくさん造る。

・外壁の表面積が少なくなるように総2階でデコボコの少ない家。

 これは建築コストも下げることができます。

・気密性能を上げて室内の空気の入れ替えは換気扇で管理する。

確かにこれでわずかな暖房で寒い冬を快適過ごすことはできますが、夏には不向

きです。

また開放的な生活に慣れた人にとっては息苦しく感じます。

空調設備は確かに便利で、現代ではなくてはならないものですが、

なるべく機械に頼らず、建築的手法で改善できるできる部分は改善していくという

家づくりが必要だと思います。

健康という面からみてもある程度の暑さ寒さはあった方がいいはずです。

日本は南北に長く、地域によって寒暖の差があります。

その地域にあった自然を感じられる家づくりが大切です。

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