社長ブログ

蝙蝠の形をした釘隠し

2018.08.04

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先日おお伺いした家ですが、ふと目についたのが

コウモリの形をした釘隠しです。

普通の民家ではめったに使われていないと思います。

鹿児島県の仙厳園(島津家別邸)にも使われています。

釘隠しとは柱や吊り束と長押が交差する部分に打ちと

めた大きな釘の頭を隠すための金属や木でできた装飾品

のことです。

どうしてコウモリの形をしているのか思って調べてみると

「蝙蝠」は福の字に似ているので中国ではおめでたい生き物

とされてきました。それが日本にも伝わったとのことです。

この釘隠しは福を逃がさないように留め置くという意味で

逆さにして付けてある家もあるようです。

漆喰とは

2018.08.01

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漆喰というと、昔から使われている建材で調湿性・耐火性

に優れているといわれます。

金コテで仕上げるので表面仕上げは平滑になります。

最近はいろんな漆喰が開発されてコテムラをつけたりする

仕上げの漆喰もあります。

また、漆喰は基本的に「白」ですが、こちらも色粉を混ぜる

ことでいろんな色の漆喰があります。

また漆喰は塗装することもできます。

上記のように漆喰は調湿性に優れているように言われますが、

本来の漆喰自体にそれほどの調湿性はありません。

せいぜい、1ミリから2ミリ程度の厚みで仕上げてあるだけです

から、それほど期待できるものではありません。

昔の家は土壁に漆喰が塗ってあったので調湿性がありました。

今では改良された漆喰もあるので本来の漆喰よりも調湿性のある

ものもあるかもしれませんが、下地の石膏ボードがその役目を

しているようなものです。

漆喰には消石灰が含まれています。

消石灰自体は目に入ると失明の危険があるといわれます。

昔は小学校の運動会といえば、運動場に消石灰でラインを引きまし

たが、今では使われていません。

(いったん漆喰として壁になるとこの心配はないとのこと)

そして漆喰は、強アルカリ性です。

それゆえカビにくい特性があります。(4~5年で中性化します)

他にも耐インフルエンザ性があるとか防音性があると書かれている

記事もありますが、これについては私も分かりません。

防音性は土壁に塗ってこそかもしれません。

珪藻土とよく比べられますが、どちらがいいということはないと思

います。

珪藻土のほうが種類が豊富で若干安価な製品が多いように思います。

そして珪藻土は自ら固まる性質はないので固めるための接着剤によっ

ては原料比率が大変低い物もあるようです。

また、漆喰は世界遺産や国宝建築物にたくさん使われていますが、

珪藻土は使われていません。

木材も神社仏閣には天然乾燥の木材は使われているが、機械乾燥した

木は使われていないと林業家の方が言ってました。

「地名」は警告する

2018.07.31

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「地名」は警告する という記事が掲載されていました。

大規模な開発に伴って古くからある地名が消されていわゆる

キラキラ地名が生まれています。

しかし、被災地には水害や土砂崩れがの発生を示唆する地名

がいくつも残されているということです。

広島の土石流が起きた地域は「蛇落地」

昔は土砂崩れを「蛇崩れ」「蛇落」といったそうで、今では

音読みがよく似た「上楽地」という字名があります。

現在の地名でも「川」「池」「水」という字がつくところは

水害にあう可能性があるといわれますが、上記のように音読み

で聞こえのいい呼び名に代わっている地域もあります。

「この地名は危ない」と解説する本が何冊も出されたそうですが、

全て起きた後のことですから、こじつけと思われても仕方のない

ことかもしれません。

一方、東京のバス停の名前から地盤の状態を調べると河川や沖積

低地の地質図と一致するというデータもあります。

先般の大雨で雨量の割に被害が少なかったのが高知県です。

ここは今までも水害に合っていたため河川などもよく整備されて

いた上に住民の災害意識が高かったためといわれます。

先般の大雨、今回の今までにない進路をたどる台風と異常な気象が

続きます。

深夜に携帯の緊急警報が何度もなり、「そこまで警戒しなければなら

ないのか」と正直思ってしまいますが、「今まで大丈夫だったから」

という気持ちが災いすることも多々あります。

地名の由来がよくないからといって引っ越すこともできません。

「起きるかもしれない」という準備はどこにいても必要です。

シーリングファンと昔の梁

2018.07.29

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先日、工事が完了した古民家のLDKです。

天井でシーリングファンが回っています。

このシーリングファンは空気を循環させるためのものです。

暑いときは、下向きに風を送ります。

「それくらいで」と思われますが、割と効果があります。

冬は反対に天井に向けて風を送ります。

温まった空気が壁伝いに降りてきます。

直接風を受けないので寒さを感じにくくなります。

写真には昔の梁に、丸い金属の輪がついています。

昔、ここに竈があってその煙突を支えていたものです。

夏といえば怪談話ですが、ある「子供向けの怖い話」の絵本で天井

にある丸太の梁から誰かが下をのぞき込んでいる絵がありました。

たしかに寝室などに表しの大きな丸太があると誰かがそこから見下ろして

そうな気になるかもしれません。

小さなお子さんにとっては少し怖いかもしれませんね。

断熱の今と昔

2018.07.26

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昔の日本の住まいづくりは高温多湿な夏から人と家を守る

ことに重点が置かれていました。

太陽の熱を遮るために藁葺きや萱葺きの屋根が発達し、太陽

の熱を室内に入れないように葦簀やすだれが利用されました。

また庭には南面や西面に落葉樹を植えて夏は日射を防ぎ、冬

は熱を利用するようにしました。

家の中には通り土間のように風の道をつくり、開口部も目いっ

ぱい作られています。

外壁も土壁や板張りにして熱を遮断するように造られていました。

和室の間にある欄間も空気の流れを確保するものです。

一方、冬は囲炉裏や火鉢で人がいるところだけを温める採暖とい

う方法がとられていました。

日本の住まいづくりは欧米のように自然から身を守るシェルター

のようなものではなく、自然と共生しているのが特徴でした。

しかし、この伝統的な日本の住まいづくりは建築基準法を境に大

きく変わることになります。

不燃材料や防火構造により断熱性や通気性を失うことになります。

そして省エネ法が制定され、断熱化が進みます。

そこへ、アルミサッシやビニールクロスの普及により結露対策が

ないままに断熱化したことで「ナミダタケ事件」などの結露被害が

問題になりました。

その後、改良が繰り返されて現在に至っています。

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今の高気密・高断熱の家は冬の寒さ対策に重点を置かれているため、

夏の涼しさだけを取り上げると古民家といわれる家の方が優れています。

この時期だからこそ思うことで、寒くなれば寒くなったでやっぱり暖かい

家がいいとなります。

「夏のこの時期の高層マンションは下層階のほうが上層階より夜になっても

温度が高く、1戸建ての木造住宅はマンションの高層階より温度が低い」そう

です。

マンションの場合、高層階のほうが屋上に近くて暑くなりそうですが、地表面

の温度の影響を受けるからでしょうか。

木造住宅のほうが涼しいというのは、コンクリートか木造かという構造材の

蓄熱量の違いでしょうね。

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