社長ブログ

古くなった木製建具を洗って使う

2016.10.22

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離れの改装をしています。

和室2間の離れですが、納戸の代わりになる予定です。

縁側もあり、外部は木製のガラス戸です。

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ガラス戸などの木製建具を洗ってもらってます。

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洗った建具を吊り込みました。

なかなかきれいになるものです。

薬品をたくさん使うとその時はきれいに白くなりますが、

その後、焼けやすくなります。

建具と言えば現代の住宅では襖や障子、ガラス戸といった木製建具は

あまり使わなくなりましたが、こうしてみるといかにも日本風でいいもの

です。

既成の建具では貼替や美装はできませんが、木製の建具は手入れ

することでいつまでも使えます。

古くなってもそれなりに味がありますから。

そういえば、年末もあっという間です。

昔は、年末には障子や襖の貼替を家でするところが多かったですが、

今はどうでしょうか。

私の家では、毎年ではないですが障子の貼替はします。

襖も自分で張り替えたことがあります。

近所の人からすると、工務店をやっていると「いつでも職人さんが来て

くれていいですね」と思われがちですが、年末はお客さんの対応で手

いっぱいで自宅に来てもらうことなどできません。

「自分でしてます」と言ったら信じてもらえないかもしれませんが。

真壁と大壁 どちらがいい

2016.10.17

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木工事の完了検査に来ています。

和室、しかも床の間付、船底天井の部屋ですが、ここは離れで

箪笥置場として使われる予定です。

部屋の仕上げには真壁と大壁があります。

真壁というのは昔の和室によく使われた仕上げできれいな柱(無地)

が見えている仕上げです。

壁は左官仕上げです。

大壁というのは柱が見えない仕上げで今の住宅はほとんどが大壁です。

クロス仕上げが一般的になって大壁の方が仕上げが楽です。

柱が見えないので広く感じるかもしれません。

大壁でも現代の住宅は塗り壁がよく使われるようになりました。

自然素材が流行ですから、左官仕上げは自然素材が多いので増えてきた

ようです。

しかし、大壁を左官で仕上げるのは難しいです。

真壁の場合は、柱で区切られた中を仕上げるので手が動く範囲で仕上げる

ことができますが、大壁は移動しながらの作業になるのでコテムラが出やすい

です。

左官仕上げは職人さんによって差が出ます。

うまい下手というのもありますが、1件の家に二人の職人さんが入ると必ず

差が出ます。

その人の癖もあると思いますが、私は体格の差ではないかと思います。

手の長さです。

長い人は広い範囲を移動せずに広く仕上げることができます。

短い職人さんは手の往復の範囲が狭くなります。

これが原因と思われます。

なるべく仕上げは一人の職人さんがした方がいいです。

写真の和室はクロスで仕上げます。

それで石膏ボードを貼って大壁にしています。

どちらで仕上げるか、いつも迷います。

左官屋さんが既存の壁を掻き落として新たに仕上げるか、大工さんが下地を

作ってからクロス屋さんで仕上げるか。

掻き落としたとき、下地の状態が良ければどちらで施工しても施工費はあまり

変わりません。

変わらないのなら左官で仕上げた方が・・・ と思うのですが、土壁の場合、

特に築年数が長い時、下地もやり替えないと仕上げることができないことが

あります。

それから、真壁を大壁にすると部屋は狭くなります。

柱の上に石膏ボードを貼るからですが、わずか12.5ミリの石膏ボードを貼る

だけで狭く感じます。

今までの壁が柱よりへこんだところにあるからでしょう。

 

 

それから、大壁にした方が断熱性は良くなります。

柱と壁の隙間がなくなり、壁に空間ができますから。

一方、構造材(柱)は見えていた方が空気に触れているので長持ちします。

また何かあっても直接確認できるというメリットがあります。

大壁でふさいでしまうより、真壁で露出していた方が木にとって環境がいいので

長持ちします。(普通の居住年数に影響するレベルではありませんが)

古民家と言われる古い家が長持ちしているのは全て真壁で仕上がっているから

です。

コスモスと秋桜

2016.10.14

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橿原の現場から桜井の現場に行く途中に見かけました。

かなり広いコスモス畑でたくさんの人がカメラを片手に来ています。

ぜんぜん知らなかったのですが、「藤原宮跡」なんですね。

秋独特の風景ですが、ついこの間まで「暑い、暑い」と言っていた

のが急に寒くなって秋を飛び越して冬が来そうなここ数日です。

まだ、紅葉の時期があるはずですからそんなことはないでしょうが。

コスモスは熱帯アメリカが原産で日当たりと水はけさえよければ

やせ地でもよく育つそうで観光資源になっていますが、外来種です

から野外に植栽するのは一種の自然破壊とも言われます。

 

昔からコスモスは漢字で書くと「秋桜」だと思ってましたが、これは

「さだまさし」が作詞・作曲した「秋桜」が最初だったとは知りません

でした。

屋根の形

2016.10.13

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外壁の塗装が終わって、外観がはっきり分かるようになりました。

外壁の塗装の色合いなどは実際吹付をして家全体を明るいところで

見ないと実感がわきません。

家全体のデザインは外壁の色にもよりますが、1階と2階の大きさや

高さのバランスによってもぜんぜん違いますし、屋根のタイプにもよります。

写真は一般的な切妻屋根です。(当社はこの形が多いです)

他に、入母屋、片流れ、寄棟、陸屋根といった屋根の種類があります。

切妻や片流れは屋根のつくりが単純で雨漏れなどを起こしにくく、メンテも

楽です。

複雑になればなるほど新しいうちは大丈夫ですが、20年、30年経過する

と劣化に伴って雨水が浸入することがあります。

そして、侵入する箇所はだいたい決まっています。

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片流れに招き屋根が付いた形です。

好き嫌いがありますが、設計士さんは良く採用するようですし、若い人で

この形を好む人は多いです。

総2階と言って1階と2階が同じ大きさでも切妻屋根にすると面白みのない

家になりますが、

片流れや招き屋根を付けると急にデザイン住宅のようになります。

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同じ切妻屋根でも片方の流れを長くするだけで印象は全く変わります。

これもどちらかというと若い人が好む形です。

年配の方はやっぱり、オーソドックスな切妻、寄棟ですね。

昔から日本にある屋根の形です。

それぞれ別々に見るとそれなりの良さがありますが、分譲地のように

数件が立ち並ぶところでこれがばらばらに立ち並ぶとやや違和感があります。

その時は最低屋根のタイプは統一した方が町並みはきれいに見えます。

しかし、そこは個性を出したいと考える人もいてなかなかそんな規制はできません。

海外などではきれいに形の整った町並みがたくさんあるのですが、日本では

古い集落などで瓦屋根が立ち並ぶ街並みくらいしか残っていません。

地域によっては条例で屋根の形をある程度制限しているところもありますが、

それも必要かなと思います。

テレビでやっていた「直下率」

2016.10.10

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昨日の夜、テレビで熊本地震のことが報道されていました。

築数年の新耐震基準で建てられた家が何棟か倒壊しています。

熊本のように震度7クラスが数回起きるというのは珍しいことです

が、この場合は耐震等級3の強度がないと耐えられないとも言わ

れます。

番組で問題になっていたのは直下率というものです。

壁量は満足しているけれども直下率が悪くて倒壊したのではないか

ということです。

壁量の中には耐震等級、耐風等級、壁量計算、1/4バランス、偏心率、

直下率というのがあります。

耐震等級を満足しても耐風等級が取れないこともあります。

1/4バランス、1階と2階を4分割してそれぞれX方向、Y方向ともに

バランスよく壁があるかどうか。

偏心率、建物の剛心(強さの中心)と建物の重心(重さの中心)があまり

ずれていないか、重なっていればベストです。

テレビで言われていた直下率、2階の柱の数のうち1階にも柱がある割合

50%以上あれば言いと言われます。

同じく2階の耐力壁のうち1階にも同じく耐力壁がある割合

60%以上が望ましいとされています。

望ましいとされているだけで義務付けはされていないようです。

被害に合われた方は、親戚中が集まって食事等ができる広いリビング

ダイニングがほしくてこのような間取りの家にしたといわれてました。

このような間取りの家はここ数年増えています。

当社も広いリビングダイニングの部屋はよく造ります。

要望も多いです。

もちろん、偏心率や直下率も確認します。

梁の大きさも一般よりも撓みを小さく設定しています。

しかし、より厳しい基準で考える必要があるかもしれません。

家はデザインや間取りを優先して造ると構造上不利になることがあります。

設計士と言われる人の図面を見て驚くこともあります。

「これで耐震が採れるのか」といった家もありますが、「構造計算上大丈夫

です」と言われます。どこかに無理があるように思います。

ある設計講座で教えてもらったのは、間取りは2階から考えてその下に居室

(リビングダイニングや和室)を配置してその周りに浴室やトイレ、玄関などを

付けていくというやり方です。

これを忠実に守ると直下率は良くなります。

ただ、斬新なデザインを望む人にはやや物足りなく感じます。

どちらを優先するかは住む人の考え方次第ですが、安全でなおかつ斬新な

デザインにも対応するのが施工する側の務めでもあります。

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