社長ブログ

家のつくりようは?

2016.07.08

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家のつくりようは夏を旨とすべし と昔は言いましたが、

今の家づくりは冬を旨とすべしになっています。

しかし、暑ければ暑いでやっぱり夏を旨とすべしと思ってしまいます。

ここ数日本当に暑かったですね。

このまま8月になったらどうなることかと思います。

現代の家づくりはどちらかというと

熱が逃げやすい窓はなるべく少なくして壁を多くつくる方が有効とされます。

また、なるべく外壁に凸凹をつくらず2階建てならば総2階が一番費用的にも

効率がいいです。

気密の確保が大事とされます。

耐震性をよくするためになるべく屋根には軽い材料を使います。

一方、昔の民家は

開口部を大きくして、通風や換気をしやすくする。

大きな家には外壁に凸凹を付けて延長を長くし、開口部をたくさん設ける

外気の影響を受けにくくするために室内の容量を増やす。

軒の出を深くして夏に外壁に直射日光が当たるのを防ぎ、室内への日射を防ぐ

雨の季節も窓が開けられるように軒や庇を設ける

正反対と言ってもいいような作りです。

住環境の変化が今のような家づくりに変えていったのでしょう。

余裕のある敷地が少なく、その中で有効に暮らそうとすれば今のような家づくりに

なります。

風通しを考えて家づくりをしても周囲がこれだけ暑くては涼しい風は望めません。

エアコンに頼る家が増えて家の周囲に暖房器を据え付けているような状態です。

涼しい風を作るには植栽が有効ですが、木を植える隙間もほとんどありません。

快適に過ごすにはやっぱっり機械に頼るしかないのでしょうか。

街づくりから考え直さないと解決しそうにありません。

住宅の基本性能

2016.07.06

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家というのは見た目が大事です。

「そこそこ高そうに見える」というのは家を求める人にとっては大事な一面です。

いろんな住宅会社がこの見た目を追及して家づくりをしています。

いろんな新製品が開発されて性能的(断熱・耐震)にもアップしているはずです。

ところが基本的な性能はどうでしょうか。

たとえば、雨漏れ、水漏れ、建具の不具合といった家としての基本的な部分です。

当然改善されていると思われがちですが、意外とそうではありません。

住宅リフォーム・紛争処理支援センターのデータによると相談の約半数(新築では

半数以上)が基本的な性能面に問題があり、しかも増加傾向にあるということです。

見た目や付加価値が良ければ基本性能は劣っていても住宅は売れます。

消費者にとっていろんな情報がネットで簡単に手に入る一方、消費者にはわからない

ブラックボックスのようなものが存在します。

どこかで職人まかせの部分があるのかもしれません。

たしかに、正確な施工をしていても問題が起きることもあります。

住宅には瑕疵保険というものがあります。

仮に雨漏れを起こしてもその保険を使うことができます。

何度も同じ問題を起こしていても噂にでもならない限りその会社が倒産することは

ありません。

保険会社の〇〇〇〇リストに載ることはあるかもしれませんが。

基本的な性能をおろそかにして見た目や付加価値ばかりを追求するような仕組みに

なってしまっては大変です。

最近、流行のリフォームですが、解体してみてよく造られている家(基本的な部分が

しっかりしている家)もあれば、雨が漏れて当然、白蟻が発生して当然、土台や床板が

腐って当然といった家もあります。

リフォームは本来使い勝手をよくするための工事ですが、不具合を修繕する、基本的な

性能を確保するための工事が加わります。

「これが開けてみないとわからない」部分です。

既存の住宅をリフォームによって完全に性能を改善することは難しいですが、さらに

数10年持たせるには必ずついて回る仕事かもしれません。

これからの家づくり

2016.06.29

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需要と供給のバランスというのがあります。

住宅業界でいえば今は明らかに供給過多の状態です。

一時期の建てれば売れるという時代の流れから、一旦、大量生産の体制を作って

しまうとなかなか変えられるものではありません。

大量生産のメリットは、コストダウンです。

どんな品物でも大量に購入すれば安く買うことができます。

プレカットなどはそうです。

大量生産のための施設です。

この大量生産をするには、材料も大量に必要になりますが、木材は一度に大量に

仕入れることは難しいです。

仕入れたからといってすぐには製品になりません。

製品にするには、機械乾燥するか集成材に加工するかとなります。

放っておけば使えるようになるものも加工しないと使えないので余計な費用が掛かって

います。

プレハブメーカーも大量生産だからこそ成り立つものです。

大量生産でコストが下がるのは喜ばしいことですが、全国どこも同じような家というのも

不自然です。

南北に長い国ですから、気候風土もかなり違います。

また、プレカットやプレハブは精度の良さも売りです。

しかし、住宅にミリ単位の精度が必要とは思えません。

プレハブ この規格化された住宅というのは、今はやりの高気密・高断熱住宅が

ほとんどでエアコンを効率よく使うことを前提に作られています。

スイッチ一つで室内環境を調節できるという点で便利ですが、本来の家としての工夫が

ありません。

周辺の環境やその地域に合った家づくりをしているのではなく、あるパターンを当てはめた

だけの家が建っているのではないでしょうか

 

家を建てるとなると出てくるのが各会社の営業マンですが、住宅の知識に乏しい人が多いです。

訊いてみると、転職で全く畑違いのところからきている人も結構います。

経験があるのに?という人もいます。

「営業マンはコミュニケーションをとっているだけ」という位置づけで雇う会社もありますが、

やっぱりそれなりの知識は必要なはずです。

施主さんにしてみれば話やすければそれでいいのかもしれませんが、高価な買い物です。

建てている家がどれもこれも似たり寄ったりならそれでもいいでしょうが、自分に合ったいい家

を考えるのなら専門知識の豊富な人に相談に乗ってもらうのが本来の道筋です。

 

 

伝統的建造物群保存地区地区 今井町

2016.06.26

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昨日は、全国古民家再生協会の近畿地区大会でした。

近畿の各府県の会員が集まる大会です。

今回は、私の奈良県古民家再生協会が主管でした。

いろいろ準備は大変でしたが、何とか無事終えることができました。

今月は行事が多かったので、ちょっとほっとしています。

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今井町の町並み散策です。

江戸時代の町並みが保存されています。

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修理前と修理後の写真ですが、よくこれを改修したものだと感心します。

この今井町は、町並みを残すために基本建替えはできません。

あくまでもリフォームです。

しかし、町並み保存のための補助金は支給されます。

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実際はほぼ建替えに近いような作業が行われたことでしょう。

使える部分を残しながらの作業はかなり大変です。

新しく建てる以上の手間がかかります。

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今の生活にはそぐわない間取りですが、昔の人の生活が思い浮かびます。

このような家は今や、鑑賞のためのものになってしまいましたが、残していくことで

技術や文化も継承されます。

エアパスグループ東海・関西ブロック会

2016.06.22

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6月21・22日と二日間、エアパスグループの東海・関西ブロック会でした。

今、神戸では「里山住宅博」が開催されています。

地元の工務店さんが建てた家が集まる区画があり、見学させてもらいました。

主催となった「吉住工務店」さんも出展されています。

里山住宅というのは、

日本の郊外の住宅は、ベッドタウン(寝に帰る家)と呼ばれ、利便性が強調

されてきましたが、住まいは、人がリフレッシュできる場所、子供が育つ場所

です。

「持ち家」ではなく住まう場所として郊外を見直そうということです。

斜面の里山は、住む人たちの持ち分共有地となり、全戸が「里山付き住宅」と

なります。

ハウスメーカーの家は住宅展示場に行けばまとめてみることができますが、

ここは、工務店が造る木の家を見て回ることができます。

確か、奈良県でも明日香村の方で計画があると思います。

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見て回るとハウスメーカーでは見られない斬新なデザインや木をふんだん

に使った家がほとんどです。

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デザインや造り方にしてもこんな使い方があるのかといった造りの家が多く、

大変参考になりました。

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浴室や洗面所、キッチンなど既製品をそのまま使っているところはほとんどなく、

ほぼ造作されています。

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また、建築協定のようなものがあったのか、2階に浴室が設置されている例が多く

通り土間もほとんどの家に設けられていました。

まだ完成していない家もありますが、全体で26棟の家が建つ予定です。

個性的な家を検討中の方は、参考になると思います。

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