社長ブログ

これからの家づくり

2016.06.29

CIMG3330.JPG

需要と供給のバランスというのがあります。

住宅業界でいえば今は明らかに供給過多の状態です。

一時期の建てれば売れるという時代の流れから、一旦、大量生産の体制を作って

しまうとなかなか変えられるものではありません。

大量生産のメリットは、コストダウンです。

どんな品物でも大量に購入すれば安く買うことができます。

プレカットなどはそうです。

大量生産のための施設です。

この大量生産をするには、材料も大量に必要になりますが、木材は一度に大量に

仕入れることは難しいです。

仕入れたからといってすぐには製品になりません。

製品にするには、機械乾燥するか集成材に加工するかとなります。

放っておけば使えるようになるものも加工しないと使えないので余計な費用が掛かって

います。

プレハブメーカーも大量生産だからこそ成り立つものです。

大量生産でコストが下がるのは喜ばしいことですが、全国どこも同じような家というのも

不自然です。

南北に長い国ですから、気候風土もかなり違います。

また、プレカットやプレハブは精度の良さも売りです。

しかし、住宅にミリ単位の精度が必要とは思えません。

プレハブ この規格化された住宅というのは、今はやりの高気密・高断熱住宅が

ほとんどでエアコンを効率よく使うことを前提に作られています。

スイッチ一つで室内環境を調節できるという点で便利ですが、本来の家としての工夫が

ありません。

周辺の環境やその地域に合った家づくりをしているのではなく、あるパターンを当てはめた

だけの家が建っているのではないでしょうか

 

家を建てるとなると出てくるのが各会社の営業マンですが、住宅の知識に乏しい人が多いです。

訊いてみると、転職で全く畑違いのところからきている人も結構います。

経験があるのに?という人もいます。

「営業マンはコミュニケーションをとっているだけ」という位置づけで雇う会社もありますが、

やっぱりそれなりの知識は必要なはずです。

施主さんにしてみれば話やすければそれでいいのかもしれませんが、高価な買い物です。

建てている家がどれもこれも似たり寄ったりならそれでもいいでしょうが、自分に合ったいい家

を考えるのなら専門知識の豊富な人に相談に乗ってもらうのが本来の道筋です。

 

 

伝統的建造物群保存地区地区 今井町

2016.06.26

IMG_20160625_133939.jpg

昨日は、全国古民家再生協会の近畿地区大会でした。

近畿の各府県の会員が集まる大会です。

今回は、私の奈良県古民家再生協会が主管でした。

いろいろ準備は大変でしたが、何とか無事終えることができました。

今月は行事が多かったので、ちょっとほっとしています。

IMG_20160625_152755.jpg

今井町の町並み散策です。

江戸時代の町並みが保存されています。

IMG_20160625_153600.jpg

修理前と修理後の写真ですが、よくこれを改修したものだと感心します。

この今井町は、町並みを残すために基本建替えはできません。

あくまでもリフォームです。

しかし、町並み保存のための補助金は支給されます。

IMG_20160625_153739.jpg

実際はほぼ建替えに近いような作業が行われたことでしょう。

使える部分を残しながらの作業はかなり大変です。

新しく建てる以上の手間がかかります。

IMG_20160625_153746.jpg

今の生活にはそぐわない間取りですが、昔の人の生活が思い浮かびます。

このような家は今や、鑑賞のためのものになってしまいましたが、残していくことで

技術や文化も継承されます。

エアパスグループ東海・関西ブロック会

2016.06.22

IMG_20160621_135453.jpg

6月21・22日と二日間、エアパスグループの東海・関西ブロック会でした。

今、神戸では「里山住宅博」が開催されています。

地元の工務店さんが建てた家が集まる区画があり、見学させてもらいました。

主催となった「吉住工務店」さんも出展されています。

里山住宅というのは、

日本の郊外の住宅は、ベッドタウン(寝に帰る家)と呼ばれ、利便性が強調

されてきましたが、住まいは、人がリフレッシュできる場所、子供が育つ場所

です。

「持ち家」ではなく住まう場所として郊外を見直そうということです。

斜面の里山は、住む人たちの持ち分共有地となり、全戸が「里山付き住宅」と

なります。

ハウスメーカーの家は住宅展示場に行けばまとめてみることができますが、

ここは、工務店が造る木の家を見て回ることができます。

確か、奈良県でも明日香村の方で計画があると思います。

IMG_20160621_132702.jpg

見て回るとハウスメーカーでは見られない斬新なデザインや木をふんだん

に使った家がほとんどです。

IMG_20160621_140535.jpg

デザインや造り方にしてもこんな使い方があるのかといった造りの家が多く、

大変参考になりました。

IMG_20160621_143004.jpg

浴室や洗面所、キッチンなど既製品をそのまま使っているところはほとんどなく、

ほぼ造作されています。

IMG_20160621_133418.jpg

また、建築協定のようなものがあったのか、2階に浴室が設置されている例が多く

通り土間もほとんどの家に設けられていました。

まだ完成していない家もありますが、全体で26棟の家が建つ予定です。

個性的な家を検討中の方は、参考になると思います。

今、地震に備えるには耐震等級3が必要

2016.06.18

IMG_2234.JPG

先日、北海道でも地震が起きました。

本当にどこで起きるかわかりません。

熊本の地震では、2000年以降に建てられた建物が調査した区域内に400~500

棟あったうち、約1割ほどが倒壊したといわれます。

1981年に新耐震基準が制定され、それ以降の建物は一応安全とされています。

また、2000年以降の建物にはホールダウン金物と言って建物が浮き上がっても

柱が抜けない金物が使われています。

調査した教授の私的な見解でいえば「建築基準法そのものは建物が倒壊しない

ぎりぎりのレベルを定めるもので今回のような大地震では、法律的には想定内の

結果」としています。

 

この倒壊しないレベルというのが一般の住民が期待している性能レベルと隔たりが

あるのではないかという意見もあります。

当社も耐震補強をする場合や新築の場合耐震強度に関して質問を受けますが、

「どれくらいの強さか」と訊かれた場合、「震度6強程度の地震でも倒壊しないレベル」

と答えさせてもらいます。

基準法上そうなっているからです。

しかし、倒壊しない最低のレベルであって全壊の可能性はあるということです。

地盤や立地条件にもよります。

アンケートによると4人に1人は基準を満たしていれば倒れないと考えています。

今回の熊本地震は震度7が2回、震度6強が2回、震度6j弱が3回と大きな地震

が重なりました。

基準法上は震度6強から7程度に対して倒壊しないという強度は1回のみの地震

入力を前提にしています。

 

ある研究チームによると1回目の地震入力で倒壊する建物と2回目で倒壊する建物

とでは耐震強度の比がほぼ1.5となったそうです。

今回のように震度7の地震を2回受けた場合、倒壊を免れるには耐震等級3(基準法

レベルの1.5倍)の仕様をめざす必要があるようです。

新築を検討中の方、計画建物の耐震等級はいくつですか。

 

 

安全大会 信貴山で祈祷と座禅

2016.06.17

今日は、年に一度の当社、協力業者会の安全大会でした。

安全大会というと、いつもは公共の施設を借りて安全目標や関連の講師の方を

招いての講演ですが、今回は趣向を変えて信貴山で祈祷をしてもらった後に座禅

を組むという大会にしました。

IMG_20160617_134947.jpg

安全大会というのは実は大事なことです。

災害が起きてからではどうにもなりません。

もしものことが起きた場合、日頃からどのような対策や活動をしていたかということ

追及されます。

大手ハウスメーカーやゼネコンと言われる企業は必ず開催しています。

しかし、形式的なものになってしまっているところもあります。

安全の実績報告や表彰、そしてお決まりの安全指導、職人さんにしてみれば同じ

ようなことの繰り返しです。

要は、事故を未然に防げるようにすればいいことです。

それなら、座禅も改めて自分を見直すということで安全にもつながります。

IMG_20160617_151214.jpg

これから祈祷をしてもらうところです。

参加全業者の名前を読み上げて祈祷をしてもらいました。

IMG_20160617_154256.jpg

その後、信貴山名物の戒壇(かいだん)めぐりをしてきました。

真っ暗な中を右手の壁伝いに1周します。

わかっていても、本当の暗闇というのは人を不安にさせます。

途中にある宝物が収められているという扉の錠前を触らないといけないそうです。

 

この後、全員で座禅を組みました。

座禅の仕方もいろいろあるようで、こちらでは呼吸を大きくするだけでいいと

教えられました。

しかし、思いっきり息を吐き、また思いっきり吸い込むという動作は結構疲れます。

そちらに注意を奪われて邪念がどうこうという状態ではありませんでした。

参加していただいた業者の方たち、帰りはみんなすがすがしい顔をしてました。

新鮮な体験だったのかもしれません。

 

ちなみに、全国の労働者災害の死亡者は、昨年1195人 そのうち建設業関係

は365人でした。

毎日一人の方が亡くなっています。

現場の指導者(現場監督)からはいろんな指示を受けます。

何が危険で何が安全かは働いている職人さんが一番よく知っています。

しかし、何か起きた時に問われるのはまず、「ヘルメットはかぶっていたか」 「安全帯は

装着していたか」「使用機械の安全装置は正常だったか(丸鋸の安全カバーは固定して

いなかったか)」ということです。

そして、これさえ守っていれば助かったのではないかという事故も多々あるのは事実です。

私たちの家づくりを、もっと知って頂きたいから。詳しい資料を、無料でお送りしています。 資料請求はこちら

前ページへ

このページの先頭へ