社長ブログ

日本家屋の縁側 耐震と寒さ対策

2016.03.03

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日本家屋の定番の縁側です。

木製のガラス戸と雪見障子、外部の桁は丸太です。

反対方向には床の間に付随した出書院があります。

そして、床の間の上は下屋(屋根)になっていて、仏間の

上には部屋はありません。

仏様の上には載ってはいけないということで屋根にする

ことが多いです。

それゆえに2階の角になる部分の下には柱がありません。

ちょうど出書院の中央になります。

ここがよく日本家屋の弱い部分と言われます。

2階の角には外壁の重量がかかります。そして揺れた時に

支えるものがないからです。

改善方法としては、縁側の天井を補強して2階の揺れを外壁

に伝えて支えるという方法もあります。

しかし確実に補強しようとすれば、柱を建てて筋違の入った壁

を作るに越したことはありません。

書院がつぶれてしまうので、悩みどころですが。

あと、この時期は寒さがこたえます。

木製のガラス戸は外から見ても中から見てもいいものですが、

サッシのような断熱、気密性はありません。

ガラスだけをペアに変えても気密性を改善するのは難しいです。

特に寒い時期だからこそ余計気になるところですが、夏は快適です。

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我が家の犬も夜は部屋の中に入る癖がついてしまいました。

ヨーグルトの容器をなめているところです。

器用にも、前足で容器を抱えて顔を突っ込んでいます。

 

今週後半はかなりあたたかくなりそうです。

そのまま春へとはいかないかもしれませんが、山々も少し色合い

が変わってきたように感じます。

富雄川の桜並木が楽しみです。

 

柱の使い分け

2016.02.29

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和室です。

最近は、このような和室を作る人はあまりいなくなりました。

日本の木と大工さんの技術の見せ所です。

建具屋さんや左官屋さん、畳屋さんもそれなりに仕事があります。

当社も昔はこのような家を何件か施工させてもらいました。

それで思い出すのは、柱の拾い出しです。

和室ですから、柱の見える部分に節が見えてはいけません。

節があるとダメというわけではないのでしょうが、施主さんは許して

くれません。

しかし、柱は節があるとないとで価格が大きく変わります。

1面だけ節のない一ム、二面節のない二ム、三面節のない三ム、と

分けて拾い出しをします。

順番に高くなります。

一等材というのは基本、節がどこにもあって壁の中に隠れてしまう

ようなところに使います。

最も安いランクの木です。

どこにどのランクの木を使うかを図面を見ながら検討します。

真壁と言って柱が見える部屋が多いとこの拾い出しで予算が大きく

変わります。

時々あったのが、柱がやや太めのものが入ってきます。

四寸(12cm)にそろえるために削ると節が出てくるのです。

節はご存じのとおり枝の後です。

枝打ちをしてその周囲に新しい樹皮ができることで節は隠れます。

その部分を見分けて製材してくるわけです。

ベテランになるとわかるんですね。

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これは数年前に吉野の材木の競り市を見てきたときのものです。

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聞くところによると、このような丸太の断面を見てどのランク(一ムか

二ムか)の木が何本とれるかを見極めるそうです。

それで価格を想定して競り落とすようです。

最近では、このような柱の拾い出しはしなくなりました。

大壁と言って壁の中に柱が隠れてしまう家がほとんどです。

見える柱と言ってもせいぜい数本です。

材木の価格も下がってしまったからか、昔のようなランク分けもなくなって

きているようです。

柱を一本づつ大事に使い分けるような家づくりはもうなくなるのかもしれません。

木を有効利用した照明器具

2016.02.26

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奈良県の分庁舎4階のエレベーターホールです。

木材を薄く削ったものを使って照明器具を作ってあります。

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こちらは当社のモデルハウスですが、同じものを置いています。

おそらく吉野の「あかり工房」 坂本尚世さんの作品でしょう。

ご存知の方もおられると思います。

ご実家が製材所をされているので、材料は簡単に手にはいります

もう10年近く前になりますが、当社のモデルハウスで「照明造り」

のイベントをさせてもらったときに来てもらいました。

今も活躍されているようで何よりです。

 

郡山の土木事務所の玄関には、ペレットストーブが置いてあったり、

吉野の木を使った照明器具が県庁にあったりと、奈良県自体も

吉野の林業の活性化に力を入れているのでしょう。

いいことですが、なかなか一般の人に浸透しないような気がするのは

私だけでしょうか。

もっと一般の人の目につくところに置いてほしいものです。

竣工検査

2016.02.25

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先日は、公共工事の竣工検査に立ち会いました。

公共工事の検査に立ち会うなどというのは久しぶりです。

主任技術者という立場ですから、現場代理人のように現場の状況を

すべて把握しているわけではないですが、立場上、品質や出来上がり

に関してはある程度の責任があります。

私はこの会社に入る前は、公共工事の現場管理が主な仕事でした。

建設省や道路公団、都市整備公団の発注する仕事の現場管理です。

身の回りの物だけを持って、現場があればいくというのが仕事で、

日光宇都宮や東京の多摩ニュータウン、横浜、淡路島などいろんなところ

で仕事をしてました。

どんな現場も検査となると緊張します。

どんなことを追及されるかわからないという不安があります。

現場がきれいに仕上がっているのは当たり前ですが、それに伴う書類や

写真をチェックされます。

拍子抜けするほど簡単に済むこともあれば、「こんなことで追及されるとは」

と思うこともありました。

今回の検査ですが、午前9時30分から午後1時までかかりました。

県の本庁から検査員が来られます。

検査に立ち会うのは、私と現場代理人そしてこの現場を管理した監督員

です。

職員である監督員も検査の対象となります。

書類上のミスや管理不足があれば監督員も注意されます。

検査の内容も昔と違って目を付けるところが違います。

労務管理的な部分も重要視されます。

それにしても、検査員の方は慣れているのか、この数時間の間で書類を精査

し、結論を出すのですから大したものです。

見るべきポイントを整理してからくるのでしょうか。責任のかかる仕事です。

検査に立ち会ってみて、見習うべきところもありました。

現場監督 お疲れ様でした。

徹夜での書類作りもこれで解放されます。

もう一人の現場監督は、まだ検査が終わってませんが頑張ってください。

 

アレックス・カー氏

2016.02.21

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アレックス・カー氏の講演です。

古民家再生協会の全国大会でのことです。

このアレックス・カー氏 日本の古民家をモダンな宿にプロデュースする鬼才

と言われています。

日本人よりも日本の風景や文化が好きなアメリカ人です。

外国の人だからこそわかるのかもしれません。

学生時代に徳島県の山奥にある祖谷(いや)というところで古民家を購入して

自らも茅を運んで修理して住みだしたという経験の持ち主です。

詳しくは、一人の外国人が過疎の村に新しい命を吹き込む

に掲載されています。

こちらに掲載されている映像を元に日本の現状を風刺しながら面白おかしく講演

をしてくれました。

今、全国的に「民泊」というものがはやりつつあります。

現状ではまだ、グレーな部分が多いですが正規に認められるようになれば地域の

活性化にはつながります。

日本人でもこのアレックス・カー氏のような人は出てくることでしょう。

火付け役が外国の人というのもおかしな話ですが、外国の人にしかわからない

良さがあるのかもしれません。

日本の伝統的な文化に精通している外国の人というのはほかの分野でも時々耳

にすることです。

 

このアレックス・カー氏の古民家宿 奈良県の十津川村にもあります。

「大森の郷」というところです。

和歌山県の本宮で仕事をさせてもらってから、あまり遠く感じなくなったので

今度行ってきます。

 

 

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