社長ブログ
人口減少と雇用
2017.03.20
人口減少、少子高齢化 今の日本を象徴するような言葉になっていますが、
このままの予想では、
20世紀:人口増加率世界1位、21世紀:人口減少率世界1位、
21世紀:高齢化率世界1位、21世紀:年少人口比率世界最下位
となるそうです。
なんとも極端な国です。
なんとか人口減少に歯止めをかけようといろんな施策は講じられること
でしょうが、既に生まれてきている人口は決まってますから、現時点で
それ以上になることはあり得ません。
人口が減少すると何につけ需要が減ることが心配されますが、それ以前
に労働力が不足します。
私たちの業界は、物造りですから労働力不足は深刻です。
工場生産ならITや製作機械の発展、省力化で対処できるかもしれませんが、
家づくりはそれほど簡単ではありません。
そこで、どの業界も女性や高齢者の雇用を考えています。
女性はすでにいろんな業界に進出してきています。
当社も男性4人、女性4人の体制です。(パートの方も含んでますが)
しかし、女性の場合、男性とは異なる条件が出てきます。
子育て、介護です。
男性社員の時は考えなくても良かったことが必要になります。
ところが、子育てや介護といったことは一企業(よほどの規模がない限り)
では対応が困難です。
これからは、労働条件を整備していかなければ労働力の確保も困難な時代に
なります。
人口予測では2110年には4300万人だそうです。(私の量り知らぬこと
ですが)しかし、1900年の時、4400万人だったそうです。
生産年齢の差はあるかもしれませんが、それを思えば何とかなるのではないで
しょうか。
ハウスメーカー時代の人たちと飲み会
2017.03.19
昨日は、久しぶりにハウスメーカー時代の知人と飲みに
行ってきました。
場所は、猿沢池の近くだったのでJR奈良駅から三条通を
てくてく歩いてみました。
久しぶりだと思うのですが、昔あった建物がなくなって
新しい建物に変わっています。
私が子供のころは、映画を見るにはこの三条通の映画館
くらいしかなかったのですが、今はなくなっています。
小学生の時まだ低学年だったか、友達と映画を見に来て私服の
婦警さんに「子供だけでこんなところに来てはダメです」と
注意されたのを思い出します。
また、飲み会の場所は今はホテルになっていますが、昔は
映画館だったそうです。かなり昔の話だと思いますが。
ハウスメーカー時代の知人は、私がこの業界に来た時はすでに
社長の立場にいた人ですから、10歳、20歳の年の差があります。
2歳違いの方もいますが、ほとんど老人会ですね。
私がハウスメーカーの仕事を辞めると決めた時、「私はこの仕事
を辞めますが、飲みに行くときは誘ってください」とお願いして
から、かれこれ10年ほど続いています。
年に2~3回ほど誘ってもらうのですが、今回はほぼ1年ぶりだった
ので年齢が年齢だけに誰か具合でも悪いのかと心配していましたが、
元気でお会いできて何よりでした。
しかし、伺ってみるとやっぱり「体の調子を崩していた」といった話
も出ました。
私も年末、体を壊したのでこの歳になるとお互いいろいろあるようです。
今のハウスメーカーの仕事や当時知っていた人たちの噂話に花を咲かせて
楽しいの飲み会でした。
次回もみんな元気で会えることを楽しみにしています。
古材を使った家を建てたい人
2017.03.17
家の建て替えを考えるとき、「今使ってある材料が使えないか」
と考えることがあると思います。
比較的新しい家よりも築年数の古い家の方が立派な材料が使われて
いることが多いです。
納屋や蔵として使われてきた建物でも梁などは今では採りにくい
断面の大きなものや長い部材が使われています。
全てが使えるわけではないですが、少しでも活用できればいいアクセント
にもなりますし、前の家の思い出にもなります。
3月26日(日)にこちらの家をお借りして構造の見学会をさせていただきます。
古材を再利用した家づくりに興味のある方はご参加ください。(予約制)
古材にもメリットとデメリットはあります。
心象的に古い材料は不安があるという人もいますし、嫌いな人もいます。
古民家や古材は今、流行のようですが、流行に乗って使うものでもありません。
ご先祖さんが苦労して建ててくれたものだから大事に使いたいという人もいます。
「もったいない」と思って使う人もいます。
使える古材は、いい環境の下に使われてきた材料になります。
屋根や外壁面に使われていると油分が抜けて見えないところで腐食していることが
ありますし、表面はきれいでも虫食いがあることもあります。
そして、構造上必要な寸法を満たしていないと使えません。
飾りとして(主要構造ではない)使うには支障はないですが。
老いる家 崩れる街
2017.03.14
日本の人口は、2010年をピークに減少しています。
世帯数も2019年には減少に転ずると言われています。
しかし、新築住宅は金融や税制の優遇を受けて順調に着工されています。
そして、空き家率はどんどん増え続けていてこちらも問題になっています。
住宅業界にいながらこの業界はどうなっているのかと思うくらいです。
新築することが悪いわけではありません。
「お客さんがいるから」「売れるから」家が建ちます。
今も建設業界は景気がいいと言われます。
しかし、これは需要の先食いだと思います。
同じ新築でも古い住宅が建て替えられてストックの質が高まればいい
のですが、すでに住宅が建築されている土地に再建築される割合は
10%ほどで90%ほどが農地や工場の跡地に建てられています。
居住地だけがどんどん広がって、使い捨てられた住宅が増えて空洞化
が進んでいます。
都市計画法には「市街化区域」と「市街化調整区域」というのがある
のですが、市街化を抑制する調整区域の規制が緩和される傾向にある
ために安く分譲住宅を供給することができるようになりました。
「建てて売ってしまえば後は知ったことではない」なのでしょうか。
住む人も車があれば不便は感じません。
それよりも安くて広い土地が手に入るならそれでいいと思うはずです。
また、農家の土地活用や相続税対策として賃貸アパートの建設が盛んです。
家賃保証まで謳っているくらいですが、どう考えても持ち主の収入に結び
つくとは思えません。
効率の悪い農地を活用したいと思う土地所有者となんでも立てて儲けたい
と考える建設業界があるからこのような現象が起きます。
こればかりはどうしようもないのかもしれません。
「老いる家 崩れる街」からの抜粋です。
ヨガと薬膳
2017.03.10
今日は、モデルハウスにヨガの先生と薬膳料理の先生に
来てもらいました。
前屈という動作がありますが、体が硬い人にとっては苦痛な動作です。
私も得意ではありません。
普通は単純にその動作をしようとします。
ところが、ヨガの先生の指導に基づいて、その前に全く違うことを
するだけで血の巡りが良くなるのか、急に柔らかくなって今までで
きなかったところまで曲げることができます。
人の体は不思議なものです。
ヨガのことは全くわかりませんが、人体を研究しつくした膨大な知識
体系なのでしょうね。
ストレッチの後は薬膳料理です。
何気なくいただいたスープには、私が苦手なウドやセリが入っていた
そうですが、全くわかりませんでした。
調理の仕方で苦手な食材もおいしくいただけるのですね。
当然ですが、ヨガも薬膳料理も奥が深そうで話し始めると終わりが
なさそうです。
今日はありがとうございました。