社長ブログ

在来工法の家と伝統構法の家

2015.12.03

IMG_2149.JPG

住宅には、木造軸組み工法、ツーバイフォー、プレハブ(軽量鉄骨)

鉄筋コンクリート、重量鉄骨といった構造の家があります。

なかでも木造軸組みというのが日本の住宅として最も多く建てられて

います。

そして、建てられている木造軸組み住宅の99%が在来工法と言われる

構造で建てられています。

基礎の上に土台を敷いて、その上に壁を建て、壁に筋交いを入れたり

合板を使ったりして造られています。

よく言われる耐震のための壁で計算方法も比較的簡単で管理しやすく

なっています。

そして接合部にはいろんな金物が使われます。

P4200169.JPG

一方、伝統構法と言われる建物もあります。

建築基準法が定められるまでに造られていた工法の家です。

伝統構法と言ってもどんな家が伝統構法なのかという話もありますが、

普通に解釈すると、今の家のように基礎がなく石の上に柱や束がたっ

ていて、筋違や合板がなく土壁と木の接合で成り立っている家と言えば

いいでしょうか。

もちろん今の家のように金物はほとんど(全く)使われていません。

 

「家の造り様な冬を旨とすべし」という言葉があるようにそのように建てられ

た家です。

壁が少なく建具だけで部屋を仕切り、風通しを重視した家です。

耐震についても在来工法の家と違って、がっちり壁や基礎で固めるのでは

なく木の接合と土壁といった柔軟な構造で耐震というより免震という構造で

地震の力を揺れることで逃がすようになっています。

家を造っているものは、自然素材ばかりで環境にも優しく、新建材の類は一切

使われていない理想的な健康住宅です。

 

この伝統構法の家を見直そうとする人たちがたくさんいます。

この家こそ日本本来の家だと力説する建築家もいます。

なるほどと思われる部分もたくさんあります。

循環型で環境への負荷も少なく、日本の気候に合った造りがされています。

高気密・高断熱の家とは対極と言ってもいいような作りで今の住宅にするに

は寒さ対策はしないと住みづらい面もありますが、構造的な寿命の面からも

本当の長期優良住宅と言えるかもしれません。

しかし、これを新築するとなると色んな問題があります。

構造計算も特殊な限界耐力計算というものが必要となり、しかも適合性判定

という難関をクリアしなければならず、実質そこをクリアして建てられている

伝統構法の家は数えるほどだと言われます。

当社も伝統構法の家は数件、リフォームや耐震の仕事はさせていただきました

が、新築は手掛けた事がありません。

まだまだ、不明な部分もありますが、一度挑戦してみたい家ではあります。

 

 

木製建具 年中暮らしやすくするには

2015.11.30

_DSC6467a.jpg

掃出しの木製建具は全開口できます。

春から秋にかけてこの建具はいいのですが、冬になると木製建具の隙

から冷たい空気が入ります。

アルミサッシのようにアングルで気密性を取るような細工ができません。

レールの上をコマのついた建具が移動しているだけですから。

建具同志は防寒じゃくりと言って隙間をある程度なくすことはできますが、

鴨居とレール部分の隙間は残ります。

_DSC6469.JPG

また、建具を収納できるようになっているため戸袋の中を空気が抜けて

いきます。

(外側から、ガラリ戸、網戸、ガラス戸 さらに室内側には障子が収納

されています)

ガラス戸は当然2重ガラスで枠は木製ですから建具自体は十分高断熱です。

もう少し納まり具合を工夫して断熱性を上げることができれば寒さが苦手な

人にもよりおすすめできるものになると思います。

障子をうまく使ってもいいかも知れません。

サッシも性能が良くなり、今や樹脂サッシが主流になろうとしています。

性能優先の時代で、温熱等級など計算時には不利ですが木製建具には

既製品には代えられない良さがあります。

又、サッシではできない開閉の仕方ができるところが木製建具の良さであり、

何より、木の家には木の建具が似合います。

IHとガスコンロ どちらが汚れない?

2015.11.28

DSC_1506a.jpg

キッチンの汚れ

IHヒーターは炎が出ないので安全と言われます。

次に、主婦の方はキッチン周りの汚れが気になります。

ガスよりIHの方が炎が出ないので汚れにくいという印象があります。

しかし、実際はどうも逆のようです。

ガスコンロから煤が出ることはありません。

汚れの原因は食用油や調理する食材から出る水蒸気や煙です。

ですから、汚れの原因となるものはガスもIHも同じです。

しかし、ガスの場合はガスの燃焼熱で上昇気流が発生して上に

ついている換気フードまで押し上げてくれます。

それで、フードの周りや壁がよく汚れます。

一方、IHでは上昇気流は発生しません。

換気扇まで押し上げてくれないのです。

しかも、基準法上防炎の垂れ壁は不要です。

汚れた煙はリビング全体に広がります。

広い範囲が少しづつ汚れるので、気が付かないのです。

最近、リビングの壁に漆喰や珪藻土を使う家が増えました。

吸湿性が良いので臭いなども吸着してくれます。

住んでいる人は気が付かないですが、意外とにおいが残って

いるかもしれません。

奈良公園の鹿

2015.11.26

IMG_4490.JPG

今日は、セミナーで奈良に出かけてました。

久しぶりに奈良公園を歩いていると当たり前のように鹿がいます。

よく見ると角がありません。

10月10日から12日に恒例の鹿の角切があったからでしょう。

また、鹿というと茶褐色に白い斑点というイメージがありますが、

これは夏毛と言われるもので、秋に換毛して灰褐色になっています。

春ごろにまた換毛して茶褐色に斑点となります。

奈良公園の鹿は、天然記念物に指定されている野生動物で飼育され

ているわけではありません。

奈良公園内には、およそ1200頭の鹿が生息しています。

そのうち年間300頭以上が死亡しますが、100頭近くが交通事故が

原因だそうです。

奈良公園の鹿は害獣とまでは言われませんが、近隣の家では庭に

草花などを植えると食べられてしまうそうです。

しかも、かなり遠くまで移動するようです。

吉野の山などでは今や害獣扱いとなっています。

天敵がいなくなり、増えすぎたのでしょう。。

植林しようにも苗は食べられてしまいます。

以前、川上村木材販売促進組合の方に一般の方に植林体験できる

ようなところはないかと聞いてみたのですが、鹿が食べてしまうので

柵でも作らない限り育たないといわれました。

山中の道路を車で走行中に鹿をはねることもあるそうですが、野生の

シカは丈夫なのか、車が大破してしまってもそのまま走り去るそうです。

公園の鹿を見ている限りは、かわいいですが、実際被害を受けている

人にとっては楽しめる動物ではなさそうです。

家とは住んであげるもの

2015.11.22

_DSC6465a.jpg

全国的に空家が増えています。

空家というのは不思議なもので、人が住まなくなると急に

家が傷みだします。

防蟻業者の方が言ってましたが、普段空家になっている

なら床を上げておく(床板をはがしておく)と床下にも空気が

回ってシロアリが発生しにくくなるらしいです。

また、雨戸があるなら雨戸を閉めて内側のサッシ(障子)は

開けておく。

そうすることで、家の換気ができるといいます。

しかし、それだけではないような気もします。

以前、転勤でしばらく家を空家の状態にしていた人の家に行った

とき、その隣に同じような家が建っていて同時期に立った家だと

教えてもらったのですが、その違いに驚きました。

10年位築年数が違うのかと思うくらいでした。

住んでいないというだけで、軒裏のモルタルがはがれたり、玄関の

軒裏の板がはがれていたりと、換気などとは関係のないところまで

傷んでいました。

お隣は定期的にメンテされていたのかもしれませんが。

また、家が古くなったから建替えてほしいとなり打ち合わせを重ね、

解体も間近となると急に家のあちこちが壊れだす ということもあります。

家自体が 放置されている、近々壊される といったことがわかるかの

と思うことがあります。

私たちの家づくりを、もっと知って頂きたいから。詳しい資料を、無料でお送りしています。 資料請求はこちら

前ページへ

このページの先頭へ