社長ブログ

工務店を経営するということ

2016.09.24

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先日、古民家再生協会での経営者会議に出席してきました。

経営というと必ず問われるのは「経営理念」です。

当社も社是・社訓はありますが、理念と言われると難しいです。

単純に「利益を出す事」という経営者もいれば、「地域のために」

という経営者もいます。

ただ、「地域のために」とか「未来の子供たちのために」という理念

は素晴らしいですが、「では、どうすれば」と問われた時、行き詰って

しまいます。

しかし、「利益のために」というのもいかにも現金ですが、利益のため

だけならば、何も建設業をしなくてもほかにもっと儲けやすい業種が

あるはずです。

「儲」けるという字はわければ信者です。

この信者をつくれば儲けることができます。

建設業をしているということは基本的に「モノ作りが好き」という根底が

あります。

建設業においてはおそらくほとんどの経営者は物作りが好きなのだと

思います。

しかし、そこは人それぞれ経営の仕方、考え方が違います。

建設業界では、基本、営業と設計と工務(現場監督)という人員配置が

基本です。

経営者が設計出身だと設計の社員が多く、営業出身だと営業マンが多く

監督出身だと監督が多くなる傾向があります。

そこに、大工さん出身の経営者もいます。

先日の経営者会議にこの大工さん出身の経営者の方がおられたのですが

大工さんを正社員として雇用されています。

普通は、大工さんは一人親方の人が多く、現場を請け負って仕事をしている

人がほとんどです。

それを正社員として雇用するという例はないわけではないですが、かなり少

ないです。

これから先、どんな業種においても職人さんという職種の人は減っていきます。

大工さんなどは、数年前に比べてもかなり減少しています。

物造りの先端ではあるが、生活が安定しない、仕事が厳しいというイメージから

成り手が少ないからです。

当社に協力してもらっている大工さんも高齢化が進んでいます。

大工さんを正社員として雇用するというのは素晴らしい試みだと思います。

ちなみにこの会社さん、営業と工務はいないそうです。

設計と大工さんで経営されています。

このような経営者の方が集まるといろんな経営方針や考え方があり、興味深いです。

話をしていてもとにかく「モノ作りが好き」という面がある反面、経営的にはやや弱い

感じのする人。

一方、物作りも好きだが、とにかく儲けることが大事という考えが見える人もいます。

儲けるというのは悪いようにも聞こえますが、会社を存続させるには絶対必要です。

社員にも設けることは会社を存続させてOB客の維持管理を続けていかなければ

ならないということを認識してもらわなければなりません。

誰しも設けることに関してある種の罪悪感を感じてしまうところがあるからです。

しかし、この感覚は経営に関してはマイナスとなります。

そして経営を続けていくには後継者問題があります。

工務店の経営者のうち6割が60歳以上。

会社員なら退職しています。

その中で「後継者あり」と答えたのは2割です。

経営者は全般に元気がありますが、いつまでも働けるものではありません。

60歳で後継者が決まっていないとなると続けることはかなり難しくなります。

今の会社を立ち上げた頃、契約の時、施主さんから「後継の方はおられる

のですか」と何度か問われたことがあります。

話の流れで何となく言われたこともあったかもしれませんが、家を建てた後、

いつまでもメンテをしてくれるのだろうかという不安もあったのではないでしょうか。

台風の中、豊川へ

2016.09.22

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愛知県にある桜淵公園というところです。

実は9月の20日あの台風の真っただ中、名阪国道を走って

愛知県に行ってきました。

気になる現場もあったのですが、予定を入れてしまっていたので出かけました。

さすがに名阪国道はものすごい雨でした。

対向車線から跳ねだしてくる水しぶきで一瞬前が見えなくなるくらいでした。

時折、携帯電話から緊急通報が流れます。

桜井市や広陵町も大変だったそうですね。

途中、雨、風が全くない状態になりましたが、台風の目だったのでしょうか。

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現地についても台風が来ているはずなのに雨が止んでいました。

こちらは豊川です。

公園内の宿でゆっくりさせてもらいました。

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実は古民家再生協会の集まりで古民家を移築された工務店さんにお邪魔

してきました。

新潟県から構造材を持ってきて移築したものです。

元は茅葺のとんがり屋根でしたが、瓦葺に変えてあります。

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家が丸ごと一見残っていたわけではないので、不足材はこちらで調達

されたそうですが、全て古材で造られています。

新材は使わず、古材だけで造る方が材料としてバランスが取れます。

どちらもよく乾燥してますから。

それにしてもよくここまで復元されたものです。

新潟では家のつくりも違いますから、現地の大工さんと相談しながらの

作業だったそうですが、よほど知識と経験がないとできないことですね。

この技術力は、ほかでは真似のできないものです。

スッポン料理

2016.09.19

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この飲み物なんだと思いますか。

「スッポンの血」です。

リンゴジュースで割ったものと赤ワインで割ったものです。

専務(家内)が急に「スッポンを食べに行こう」と言い出して

難波まで出かけて来ました。

このところ仕事の疲れがたまっていたので元気づけです。

恐る恐る飲んでみましたが、割り方にもよるのか、臭みは

全くなく普通にリンゴジュースとワインの味がしました。

人生で初めてのことです。

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ガラス越しに料理人さんが、スッポンをさばいているのが見える

のですが、血を絞り出しているのはあまり気持ちのいいものでは

ありません。

魚と思ってしまえば何でもないのですが。

次に出てきた料理です。

肝、卵、心臓、胆のうといったものが並んでます。

海苔にまいて塩で味付けして食べます。

心臓はまだ動いてました。

胆のうは、「苦いのでかまずに飲み込んでください」

と言われました。胃にいいそうです。

塩で味付けすると癖がなく、普通の肉のようでした。

このあと、スープと雑炊でしたが結構おなかが膨れました。

精力のつく料理と言われるのでどんなものかと思ってました

が、私の場合は、却って溜まっていた疲れが一度に出たのか

翌朝、寝過ごしてしまいました。

これも効果の一部かもしれませんが。

専務は、打合せに行ってもあまり疲れを感じることなく「効果が

あったように思う」と言ってました。

疲れがたまってくると食べに行くという人もいるそうですが、

どんなものでしょうか。

皆さんも話のネタに一度どうですか。

災害に強い地域

2016.09.14

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近畿の活断層です。

熊本の震災で活断層通りに被害が出たのを思うとあまり気持ちのいいものではありません。

北部の人口が密集しているところを走っています。

奈良県南部にはありません。

十津川の人が本当に揺れないところだと言ってました。(水害はありますが)

奈良の災害史を見てみると1707年10月28日の宝永地震(被害は東海から九州までに及び

奈良県での死者63名、倒壊した家3219万戸)

伊賀上野地震(1854年)、南海地震(1946年)、吉野地震(1952年)、などが発生しています。

地震の発生確率というのがありますが、これはさすがにあまりあてにはなりません。

熊本の人はまさかと思ったでしょう。

東北の震災に話は変わりますが、資料を見てみると住宅の破損棟数を見てみると北は北海道から

南は静岡にまで広がっています。

震災後の調査では2015年2月の時点で福島での廃業率は60%を超えています。

又、人口減少率100%の町村が4か所あります。

地震の心配ばかりしていても仕方ないですが、最低いきなり倒壊しない程度の補強はしておいた方

がいいのかもしれません。

避難するにしても避難所まで無事にたどり着ける保証はありません。

夜中でもたどり着けるように準備するとか、食料の備蓄なども必要かも知れません。

奈良県は災害の少ない地域です。

「奈良の大仏様があるから」「聖徳太子がここに法隆寺を建てたのはこの地が安全と判断したから」

といった話はありますが、どこかで「ここは大丈夫」という気持ちがあるように感じられます。

実際私もそうですが、住宅をつくる、リフォームをする仕事をしているだけにやっぱり気になります。

「せっかく新築(リフォーム)したのに」といったことは起きてほしくありません。

計算上、耐震強度を確保していても自然が相手ではどんなことが起きるかはわかりません。

仮に起きたとしても、災害に強い会社でありたいものです。

それには異業種同士での横のつながりが大事です。

今回の震災の話は、中小企業同友会での「地域における中小企業の役割とは」

という議題の中で「災害に強い地域をつくるためには」という講演の場での話です。

サッシの性能は家の断熱性能

2016.09.08

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家の断熱性能はかなり改善されてきたとはいっても一定の基準に達している住宅は

まだ、30%足らずと言われます。

2010年にドイツで行われたパッシブカンファレンスにて日本の省エネの基準(断熱化基準)

を発表したら、会場から笑いが起こったというくらい日本の住宅の省エネ基準は低いです。

また、この基準は義務ではなく努力目標ですからなおさらです。

今、新築されている住宅でも一定の基準を満たしているとは限らないわけです。

しかし、2020年までには新築構造物の断熱化は義務化されます。

ところが、「この義務化についていける工務店はどれくらいあるのか」とも言われています。

それくらい、正しい断熱の施工が行われていない(知らない)とも言えます。

家の断熱は、どんな断熱材をどれくらい入れるかにもよりますが、一番熱が出入りするの

は窓です。

家の断熱の性能を良くするには窓の断熱性能をよくするのが効果的なのです。

窓、サッシは昔の単板ガラスのサッシからガラスが2重になり今度は枠が外はアルミ、

中は樹脂という複合サッシになり、今では枠全体が樹脂のサッシもかなり普及してきました。

さらにガラスがトリプルという商品もあります。

複合サッシと樹脂サッシでもかなりの熱伝導率に差があります。

温熱等級を取るために外皮計算という計算を行いますが、樹脂サッシと複合サッシでは

断熱材の厚みに大きな差が出るくらいです。

(トレードオフと言って家全体での断熱性能を計算するときどちらかの性能を上げることで

一方の性能を落とすことができます)

樹脂サッシの普及率は今のところ、アメリカで67%、ドイツで60%、中国で22%、日本は

7%です。

樹脂サッシが絶対的にいいとは言いませんが、断熱性能は外国に比べて低いということは

分かります。

なまじ、日本は南北に長く地域によって気温の差がありすぎて断熱という意識が低いという

のも理由でしょう。

樹脂サッシも過剰装備だというメーカーもあるくらいです。

しかし、あるハウスメーカーでは樹脂サッシにトリプルガラスを使い、その性能をやたらと強調

して順調に売り上げを伸ばしているといいます。

営業トークがよほどうまいのか、サッシの性能(家の断熱性能)に敏感な消費者の人が増えた

のかそのあたりは分かりません。

ところが、このメーカーさん、サッシはフィリピンで生産しているそうです。

たまたま、その工場に行ったことがある人に聞いたのですが、そこで働いている人たち、その人

たちの家には窓はあってもサッシはありません。

温暖なところですから、開口があってそこにカーテンがかかっているだけだそうです。

「サッシというものを知らない人たちが高性能なサッシを造っているのです」

おかしな話です。

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