社長ブログ

テレビでやっていた「直下率」

2016.10.10

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昨日の夜、テレビで熊本地震のことが報道されていました。

築数年の新耐震基準で建てられた家が何棟か倒壊しています。

熊本のように震度7クラスが数回起きるというのは珍しいことです

が、この場合は耐震等級3の強度がないと耐えられないとも言わ

れます。

番組で問題になっていたのは直下率というものです。

壁量は満足しているけれども直下率が悪くて倒壊したのではないか

ということです。

壁量の中には耐震等級、耐風等級、壁量計算、1/4バランス、偏心率、

直下率というのがあります。

耐震等級を満足しても耐風等級が取れないこともあります。

1/4バランス、1階と2階を4分割してそれぞれX方向、Y方向ともに

バランスよく壁があるかどうか。

偏心率、建物の剛心(強さの中心)と建物の重心(重さの中心)があまり

ずれていないか、重なっていればベストです。

テレビで言われていた直下率、2階の柱の数のうち1階にも柱がある割合

50%以上あれば言いと言われます。

同じく2階の耐力壁のうち1階にも同じく耐力壁がある割合

60%以上が望ましいとされています。

望ましいとされているだけで義務付けはされていないようです。

被害に合われた方は、親戚中が集まって食事等ができる広いリビング

ダイニングがほしくてこのような間取りの家にしたといわれてました。

このような間取りの家はここ数年増えています。

当社も広いリビングダイニングの部屋はよく造ります。

要望も多いです。

もちろん、偏心率や直下率も確認します。

梁の大きさも一般よりも撓みを小さく設定しています。

しかし、より厳しい基準で考える必要があるかもしれません。

家はデザインや間取りを優先して造ると構造上不利になることがあります。

設計士と言われる人の図面を見て驚くこともあります。

「これで耐震が採れるのか」といった家もありますが、「構造計算上大丈夫

です」と言われます。どこかに無理があるように思います。

ある設計講座で教えてもらったのは、間取りは2階から考えてその下に居室

(リビングダイニングや和室)を配置してその周りに浴室やトイレ、玄関などを

付けていくというやり方です。

これを忠実に守ると直下率は良くなります。

ただ、斬新なデザインを望む人にはやや物足りなく感じます。

どちらを優先するかは住む人の考え方次第ですが、安全でなおかつ斬新な

デザインにも対応するのが施工する側の務めでもあります。

備えあれば・・・

2016.10.08

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ここ数年の地震で幸い命は助かっても、家を失った人もいます。

一般的には、住宅ローンを組んで家を建てることのなりますが、

返済中に家を失っても返済は続きます。

ローンがなくても高齢者では住宅だけが資産という場合もあります。

このような震災時には、国や自治体が支援してくれるように考えて

いる人もいますが、実際には、全壊で100万円、大規模半壊で50万円

建て直しをしても200万円が支給されるだけです。

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地震保険というものがあります。

別に私は代理店をしているわけでもないのでお勧めするわけでは

ありませんが、もしもの時にはもしもの時には役に立ってくれるもの

かもしれません。

この地震保険、公共性の高いもので手数料が少ないので保険代理店

にしてみると同じ保険料ならば他の保険を勧めたくなるそうです。

また、この地震保険は火災保険に附帯したもので単独で加入はできません。

そして災害が続いたせいで来年の1月には保険料が値上げされます。

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保険を検討するのも一つの方法ですが、まずは強い建物にしておく事が

大事です。

地震保険でも免震構造や耐震等級3の住宅であれば保険料が5割引きに

なります。

家を失うというのは大変なことですが、命には代えられません。

助かってこそです。

まずはいきなり倒壊することのないような最低限の補強または、補強は

できなくても倒壊しにくい場所での就寝や転倒防止など日ごろから気を

付けておくに越したことはありません。

福島県の人も熊本の人もまさかここで地震が起こるとは思ってません

でしたから。

繰り返されるリフォーム

2016.10.06

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リフォーム工事が増えてきていますが、今回のリフォームが初めて

とは限りません。

調査させてもらって、明らかにここはリフォームしてあるとか、増築

してあるというのはある程度わかります。

しかし、想像以上にリフォームが繰り返されていることもあります。

最初から一体の部屋(建物)と思って解体してみると構造材が明らか

に違っていていったいどれだけ増築したのだろうか

という場合もあります。

リフォームも在来工法の家はなんとかなります。

耐震も筋違や合板を使ってある程度確保できます。

しかし、古民家と言われる家はそう単純ではありません。

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こちら古民家と言われるくらいの築年数の家ですが、こちらもすでに

リフォーム工事がされています。

その時の使い勝手に合わせてリフォームは行われますが、再度リフォ

ームとなるとまた使い勝手が違います。

以前あった構造材を「そのままにしておいてくれたらよかったのに」と

いったことはよくあります。

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通り土間のあるような家の場合、使い勝手を良くしようとすると土間を床に

することが多いです。

また、その当時は壁や柱が見えないように包んでしまうやり方がはやった

のでしょうか。

ちょうど便利な新建材が出始めた頃なので好んで使われたのだと思います。

今は反対に梁などの構造材を見せた、自然な仕上がりが好まれます。

写真はきれいな丸太の梁を壁をまっすぐにして建材を貼るためにきれいに

削ってあります。

これなども最初のままにしておいてくれれば化粧の梁として使えたのですが

残念ですね。

住宅と一言で言っても、100年位の間に石場立て、通り土間、土壁の家から

新建材で包んで隠す家へ、そしてまた古材を楽しむ家に逆戻りと変遷しています。

これから先、どんな家が「必要とされる家」になるのでしょう。

花台が完成しました。

2016.10.03

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町屋の茶室の外についている花台です。

今のフラワーボックスのようなものかもしれませんが、

かなり手の込んだつくりになっています。

経年変化のせいで材種も今ひとつわかりにくかったのですが、

造り替えることにしました。

施主さんに聞いてみたところ70年くらいはそのままだそうです。

庇があるとはいえ外部でよくそれだけ長持ちしたものです。

使っている材料もいたって華奢ですし、これを作った大工さん

よほどこのような細工が好きだったのでしょう。

もちろん釘らしきものは見当たりません。

最初は建具屋さんの仕事かと思いました。

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大工さん、加工に手間取ってます。

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手摺の表面も同じように加工してます。

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なんとか完成したようです。

施主さん納得してもらえるでしょうか。

古材はリサイクルするもの

2016.10.01

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今解体中の現場です。

古民家再生や古材という言葉がかなり浸透してきています。

解体中の現場でもこのような古材を見ると、つい「使えるのでは」

と思ってみてしまいます。

古材が再利用されているのはよく見かけます。

店舗などでは好んで使われるようです。

古い家を解体するとその古い家でも再利用した木が使われている

ことがよくあります。

それくらい木は長持ちするものです。

植物は光合成によって二酸化炭素を吸い、酸素を吐き出します。

木を焼却しても今まで吸った二酸化炭素を吐き出すだけなので環境

に影響しない(カーボンニュートラル)と言われます。

しかし、木のままの状態を保てば理論上は吸った二酸化炭素はいつまでも

持ち続けている事になるのですが、「国」の考え方は違います。

木は伐った時点で二酸化炭素を出してしまうもので、解体現場で出る古材は

あくまでリサイクルするものであってリユース(再利用)するものではないという

考えらしいです。

リサイクル、すなわちチップやペレットにする物という考えです。

使えるのにもったいない話です。

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