社長ブログ

柱の立ちと床のレベル

2016.10.28

IMG_20161028_114924.jpg

リフォームの現場ですが、レーザーで「柱の建ち」を確認しています。

既存の家の場合、家がどちらかの方向に傾いていることがあります。

構造材の経年変化もあれば、地盤の影響を受けていることもあります。

また、床の高低差 レベルも確認します。

床の不陸は1階の場合、布基礎やべた基礎では施工誤差でもない限り

あまり発生しませんが、独立基礎や石場立てでは不同沈下による不陸

は起きることはあります。

(布基礎やべた基礎での不陸は1階だけでなく2階まで影響します)

2階になると構造材の垂れ下がりが原因であることが多いです。

和室の続き間は日本独特のつくりです。

部屋を仕切るのは建具ばかりで壁はほとんどありません。

もともとこのつくりの家は平屋建てが前提だったのでしょう。

2階に部屋がなければ上からかかる荷重は屋根だけですから、それほど

重くありません。

2階建ての場合、1階に大きな部屋(和室の続き間)があるので同じ大きさ

の部屋でもない限り柱も壁もない所に2階の壁や柱が建つことになります。

その荷重を支える梁が耐え切れずに下がると床が下がることになります。

家の構造を考えるとき「直下率」というものがあります。

震災などが起こると時々話題に上りますが、2階の壁と柱を1階の壁と柱が

どれくらい支えているかの割合です。

60%以上なら許容範囲だそうですが、震災後、見直す必要があるという意見

もあります。

エアパスグループ ブロック会に参加して

2016.10.26

IMG_20161026_090325[1].jpg

エアパスグループの東海関西ブロック会の模様です。

各社が設計のプロセスを発表しています。

こちらは設計の分科会で、当社の新入社員が一人で頑張ってます。

IMG_20161026_083149[1].jpg

こちらは工務です。

各工種ごとの発注単価の比較検討会です。

見直すべきところがありそうです。

IMG_20161026_094816[1].jpg

こちらは営業。

お客さんにどのようにプレゼンするかを各担当者が

みんなの前で実演をしているところです。

簡単なようでなかなかわかりやすく説明できません。

つい売込になってしまうようです。

このようにエアパスグループでは東海関西の各工務店が集まって

各業種ごとに分科会の場を設けます。

私は経営者の立場で各分科会を拝見させてもらいました。

社員それぞれ有益な情報を持って帰ってきてくれたかと思います。

新入社員の西川が既にブログでアップしています。

内容を読んでみて思いましたが、エアパスのことをよく理解してくれたようです。

今は、住宅の営業で家の工法などハードの部分を強調してもお客さんはあまり

反応しません。

それはもちろん、いきなり工法を説明しても耳に入るものではありません。

お客さんの望んでいるものは何か、聞いてもらえる気になってもらうことが大事です。

工法は後からついてくるものです。

しかし、本当はこのエアパスという工法はよく考えられています。

断熱材の一部に穴をあけて空気を循環させるというのは誰も思いつかなかったでしょう。

他にもいろんなパッシブソーラーハウスというものがありますが、よく聞いてみるとこの

工法を考えた人が他にもいろんな工法を考え出しています。

ご存知の方もいるかと思いますが、エアパス工法はエアサイクルから派生したものです。

派生したというかエアサイクルそのものです。

空気を循環させることで熱の侵入を抑え、とどめることで空気層を断熱材の代わりにする

すごく理論的にできています。

しかも機械設備は使いません。

高気密高断熱の家は性能を上げようとすれば断熱材自体の性能を上げるか断熱材を厚く

するかしかありません。

ただ、性能を上げたり厚くしても熱の伝わり方が遅くなるだけです。

輻射熱は完全には防げません。

そして侵入してきた熱はその断熱材があるがためになかなか外には逃げません。

それが、夏場に夜、熱がこもるという状態を作り出します。

エアパスはその熱くなった断熱材の内側に空気を通して熱を遮ってくれます。

人の体は輻射熱に反応します。

冬、部屋の気温が低くても床や壁が暖かいと暖かく感じます。

反対に気温が高くても床や壁が冷たいと寒く感じます。

床や壁を暖かくしたり冷やしたりすることで体感温度が変わります。

ここ数年余りエアパスの効能的なことはあまり説明していなかったのですが、

もう一度原点に返ってこのあたりも説明させてもらおうと思ってます。

それにはまず、その気になってもらわなければなりません。

中小企業の経営

2016.10.24

IMG_1845.JPG

今日は、経営に関するセミナーに参加してきました。

県内の中小企業を対象にしたセミナーです。

奈良の日航ホテルを借りてのセミナーでしたが、70~80人くらいの

経営者の方が参加しておられました。

このようなセミナーに参加するとよくお会いする経営者の方もいます。

皆さん順調そうでも同じような悩みを抱えているようです。

日本にはたくさんの企業がありますが、全企業のうち中小企業が占

める割合は99.7%です。

大企業と言われる会社はわずか0.3%です。

当社は中小というよりも零細のような会社ですが、当社くらいの規模

の会社は相当な数があります。

経営にはよくマーケティングという言葉が使われます。

市場創造、顧客創造といった意味が含まれます。

大きな企業には当然、強みはありますが、小さな企業にもそれなりの

強みはあります。

今、時代のトレンドは画一性よりも個性、総合的よりも専門的、量より質

、効率よりも感性と言われます。

どれも大企業よりも中小企業の方が得意なはずです。

しかし、実際はほとんどの企業が大企業に後れを取っています。

当社も大手ハウスメーカーと競合になることがあります。

自分でも実感できるのはやっぱりブランドと信頼性です。

これは、どうあがいても追いつけるものではありません。

個性で勝負するしかありません。

中小企業が生き残るには

・売るもの(お客さんが買ってくれるもの)を絞る。

・対象とするお客さんを絞る。

ですが、もう一つ今日のセミナーで教えてもらったのが

「知恵を絞る」です。

確かにこれしかないですね。

幸い小さな会社は小回りが利きます。

私個人の考えで方針を変えることもできれば、新しいことに着手

することもできます。

小さな会社を経営していて楽しいと思えるのはこれくらいしか

ありません。

明日から二日間、事務所を留守にさせていただきます。

加盟しているエアパスグループ東海関西ブロック会に社員全員

で三重県に出張してきます。

同じような会社さんが集まるといろんな情報を手に入れることが

できます。

社員のみんなにもしっかり勉強してもらいます。

古くなった木製建具を洗って使う

2016.10.22

IMG_20161014_110521.jpg

離れの改装をしています。

和室2間の離れですが、納戸の代わりになる予定です。

縁側もあり、外部は木製のガラス戸です。

IMG_20161019_091127.jpg

ガラス戸などの木製建具を洗ってもらってます。

P1240466.JPG

洗った建具を吊り込みました。

なかなかきれいになるものです。

薬品をたくさん使うとその時はきれいに白くなりますが、

その後、焼けやすくなります。

建具と言えば現代の住宅では襖や障子、ガラス戸といった木製建具は

あまり使わなくなりましたが、こうしてみるといかにも日本風でいいもの

です。

既成の建具では貼替や美装はできませんが、木製の建具は手入れ

することでいつまでも使えます。

古くなってもそれなりに味がありますから。

そういえば、年末もあっという間です。

昔は、年末には障子や襖の貼替を家でするところが多かったですが、

今はどうでしょうか。

私の家では、毎年ではないですが障子の貼替はします。

襖も自分で張り替えたことがあります。

近所の人からすると、工務店をやっていると「いつでも職人さんが来て

くれていいですね」と思われがちですが、年末はお客さんの対応で手

いっぱいで自宅に来てもらうことなどできません。

「自分でしてます」と言ったら信じてもらえないかもしれませんが。

真壁と大壁 どちらがいい

2016.10.17

IMG_20161017_103446.jpg

木工事の完了検査に来ています。

和室、しかも床の間付、船底天井の部屋ですが、ここは離れで

箪笥置場として使われる予定です。

部屋の仕上げには真壁と大壁があります。

真壁というのは昔の和室によく使われた仕上げできれいな柱(無地)

が見えている仕上げです。

壁は左官仕上げです。

大壁というのは柱が見えない仕上げで今の住宅はほとんどが大壁です。

クロス仕上げが一般的になって大壁の方が仕上げが楽です。

柱が見えないので広く感じるかもしれません。

大壁でも現代の住宅は塗り壁がよく使われるようになりました。

自然素材が流行ですから、左官仕上げは自然素材が多いので増えてきた

ようです。

しかし、大壁を左官で仕上げるのは難しいです。

真壁の場合は、柱で区切られた中を仕上げるので手が動く範囲で仕上げる

ことができますが、大壁は移動しながらの作業になるのでコテムラが出やすい

です。

左官仕上げは職人さんによって差が出ます。

うまい下手というのもありますが、1件の家に二人の職人さんが入ると必ず

差が出ます。

その人の癖もあると思いますが、私は体格の差ではないかと思います。

手の長さです。

長い人は広い範囲を移動せずに広く仕上げることができます。

短い職人さんは手の往復の範囲が狭くなります。

これが原因と思われます。

なるべく仕上げは一人の職人さんがした方がいいです。

写真の和室はクロスで仕上げます。

それで石膏ボードを貼って大壁にしています。

どちらで仕上げるか、いつも迷います。

左官屋さんが既存の壁を掻き落として新たに仕上げるか、大工さんが下地を

作ってからクロス屋さんで仕上げるか。

掻き落としたとき、下地の状態が良ければどちらで施工しても施工費はあまり

変わりません。

変わらないのなら左官で仕上げた方が・・・ と思うのですが、土壁の場合、

特に築年数が長い時、下地もやり替えないと仕上げることができないことが

あります。

それから、真壁を大壁にすると部屋は狭くなります。

柱の上に石膏ボードを貼るからですが、わずか12.5ミリの石膏ボードを貼る

だけで狭く感じます。

今までの壁が柱よりへこんだところにあるからでしょう。

 

 

それから、大壁にした方が断熱性は良くなります。

柱と壁の隙間がなくなり、壁に空間ができますから。

一方、構造材(柱)は見えていた方が空気に触れているので長持ちします。

また何かあっても直接確認できるというメリットがあります。

大壁でふさいでしまうより、真壁で露出していた方が木にとって環境がいいので

長持ちします。(普通の居住年数に影響するレベルではありませんが)

古民家と言われる古い家が長持ちしているのは全て真壁で仕上がっているから

です。

私たちの家づくりを、もっと知って頂きたいから。詳しい資料を、無料でお送りしています。 資料請求はこちら

前ページへ

このページの先頭へ